キターーー
先日考察を書きました通り、自然にカエルを使った自作コンポストではお山の湿気には耐えられないと判断したため、ヒーター付のものを探していました。
ちなみに、この自作トイレは市販のコンポストに比べれば2万程度とそれでも安い為
1、月に一回ぐらい数百円のピートモスを入れ替える
2、トイレ部屋の断熱性能を上げる
という改善で普通に使える可能性はまだまだあります。
しかし、交換の度に大小分離シートのホースやらを抜いたりを考えると面倒なのと、友人とかもトイレしやすいだろうと、思い切って買う事にしたのです。
という訳でトイレ紹介。
と言っても平日でそんなに触る時間が無い為簡単にですが。
じゃん。
購入したのは以前ちらっとだけ書きましたが、介護用のバイオトイレです。
本来はトイレに行くのが困難な要介護者向けで、ベッド脇に置いても便が分解されるし匂いも出ないという商品になります。
(従来のバケツタイプの介護トイレは処理する家族の負担が大きいとか、利用する方も抵抗が大きいとかなんとかかんとか)
この商品、株式会社エール・ケアが作っている商品で、ひだまり、あすなろ、ぬくもりと3代モデルチェンジしておりますが、わたしが買ったのは1世代前の「あすなろ」です。
コンポストトイレとしては格安の10万程度で販売されています。
ちなみに要介護、要支援の認定を受けている方は、介護保険で9万ぐらい補助が出るようですが、一応調べてみたところ、ケアマネージャー?さんの推薦が無いと保険おりないらしいので、家族に要支援の方がいても簡単に保険はおりないようです。
わたしはたまたま5年ぐらい前製造のデッドストック品未使用を購入できました。
金額的には半額以下で変えましたが、それでも自作品よりはお高いですね。
最悪中古でもアルコールで鬼のように清掃して使おうと思ってましたが、未使用品が見つかって良かったです。
コンポストトイレで有名なエクセル製なんかは、余裕の20万オーバーですから、とても手がでません。
下手したら小屋が建ちます。
見た目思いっきり介護用品ですが、良いんです!
ビバ格安!
開けるとバイオチップが補充用も含めて大量に入っています。
一応公式では半永久的に使え、減ってきたら補充するらしいですが、これも追加で買うと5000円以上するようなので、ピートモスで代用できるかは今後実験です。
しかし「減ってきたら」て。
う○このほとんどが蒸発、分解するといえ、物理的に減るというのは一体…なにそれこわい。
未使用品なので付属品もすべてそろっています。
スコップは水分が増えてトイレのへりにバイオチップが張り付いた時に落とす用らしいです。
あと介護用らしく、ラミネートされた注意書きとか入ってます。
これは多分施設とかの利用者用でしょうね。
写真じゃ伝わらないかもしれませんが、箱が1立方メートルぐらいあってとても梱包されたまま普通車じゃ運べないのと、動作確認のため一旦本体の電源を入れてみます。
(メーカー保証はとっくに無い商品ですし)
超巨大なアダプターをセット後、スイッチを入れるとうぃんうぃん攪拌を続けます。
どの程度の時間で攪拌してどの程度休止するかは基盤にあるスイッチで切り替えられるようです。
最初はバイオチップと水入れて24時間攪拌させるとの事ですが、流石にそれは現地でやらないと運びにくくなります。
トイレ小屋への電気ひかなきゃいけないなぁ…
後は、中のファンが回って後ろにある穴から匂いや水蒸気が排出されますが、このパイプは別売りです。
この別売り商品はパイプだけじゃなく、窓を通して間を塞いだり鍵を追加したりというセットで、DIYしている私には無駄な物が多くなります。1万近くするし。
穴の径にあったダクトをホームセンターで探して壁に穴開けて外に出そうと思います。
ファン自体は風が出ていたので不具合は無さそうです。
エクセルとかのトイレはダクトどころか煙突ぐらい立派なパイプのようですが、この商品は洗濯機の排水ホースぐらいの物のようです。
それでもファンで外に出してくれるから自然にカエルよりはだいぶましでしょう。
動作確認ではヒーターがちゃんと動いているかはよくわかりませんでした。
マイコン制御で、25度以下になるとヒーターが動くらしいですが、どこが熱源かいまいち不明です。
ここはもう大丈夫と信じよう…。
とりあえず攪拌棒が電動でウィンウィン回るのを見てにやにや。
これでいちいち自分でレバー回さなくてよくなります。
ここからはこの商品導入者以外にはほぼ意味の無い内容。
一応この商品持っている方がこのブログに辿り着く可能性を考えて書いておきます。
こちらの商品ですが、仕様書には分解方法から、基盤やファンの交換方法なんかも載っている為、故障の場合はパーツを取り寄せて交換して直すようです。
確かに10万前後の商品で修理して長く使えないというのは致命的ですので安心です。
説明書にも記載のないよくわからないパーツに関しての質問もしたく、株式会社エール・ケアの
ホームページ記載の番号にかけてみました。
すると番号が使われておりません。
こちらのサイトも更新情報が2014年で止まっていて嫌な予感がします。
案の定、エールケアのHP上に記載のウェルファンさんの番号(使われておらず)も、公式HPの電話番号(1コールで電話に出られません)もつながりません。
ニッチな商品のため、WEB上の情報も非常に少なく、エール・ケアで検索しても社名が全国にたくさん存在するため、移転したかどうかも調べようがありません。
既に製造会社が倒産していて、修理等のサポートが無いという最悪の展開が頭をよぎります。
色々情報を探してみてたところ、現行機種「ぬくもり」の説明書には静岡県の違う住所や電場番号、ホームページも.comではなく、.co.jpが記載されているとの事です。
そちらにかけてみたところ、コレクトという全く業種の違う会社に繋がりました。
少なくともエール・ケアは2014年ごろまでは普通に販売していた痕跡が残っているのに、2年以内に全く違う会社に番号が移るという謎にさらに混乱します。
(コレクトさんにエールケアではないか、介護用品扱ってたりしないか確認しましたが覚えが無いようでした。番号も全く一緒です)
ホームページも.comは残っているのに、.co.jpはサーバー自体がなくなっているようです。
最新機種に記載の方のホームページだけが無くなっているとかもう意味がわかりません。
これはもう最悪の展開濃厚じゃないか、すぐに壊れた時悲惨だなぁ…と諦めかけた時、今年度の介護用品のパンフレットに、「ぬくもり」のメーカーが「東海理化クリエイト」と書いているとの情報を得られました。
藁にも縋る気持ちでこちらの会社に電話してみたところ、なんとエール・ケアから事業を引き継いで、エール・ケアはもう存在しないとの事です。
事業を引き継いだのが最近で1世代前のあすなろについては細かい事はあまりよくわからないという回答でしたが、まぁ使用に問題は無いでしょう。
交換用の基板やファンはこちらの会社で扱っていくようなので、ウェルファンさんから注文してくださいとの事でした。
(ウェルファンは代表番号は何故かかかりませんが、カスタマーサポート用番号あるようです)
たすかったぁぁぁあああ!!!
しかし東海理化クリエイトさん…エール・ケアのホームページもちゃんと引き継いでおくれよ…。
商品名でググって一番に出てくる公式サイトの情報がすべて使えないとか焦るじゃないか。
と、購入後すったもんだをしておりました。
今週末は友人結婚パーティーやら町内会の行事やらあるのでお山に行けませんが、まずはトイレに電気ひいたりとぼちぼちやっていきます。
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