前々から山小屋の玄関ドアを取り替えないとなぁ…とは思っていました。
ドアですが、小屋建築中に壁の合板を貼り、窓を取り付けだした時点で玄関ドアさえつけてしまえばこれからは物置からいちいち出し入れしていた工具を小屋の中に置いておける…!という誘惑に負け、ヤフオクで2000円で出ていた内装用のドアを取り急ぎ取り付けていました。
しかしこれ、当然内装用なので水分に著しく弱いです。
中は段ボールみたいな素材のハニカム構造なので、取り付けて3年程で軒先からウッドデッキに落ちた雨が跳ねて来るようでかなりたわんでいました。
↓これが現状のドア。
これ、開けているわけでもドア枠がいがんでいるわけでもなく、ドアがひん曲がって来て鍵を閉めている状態でもこんなに下に隙間ができています。
このままでは虫も入りたい放題なので流石に取り換える事にしました。
色々なサイトも参考に自作小屋なんかを見ていましたが、フラッシュ式(中は空洞か断熱材でパネルで挟み込む構造)にせよ、木材を継いで作るにせよ、木材である以上全く反って来ない事はあり得ないんじゃないかなと思えて来ました。
加えて、うちの山小屋は南側が指導なので玄関ドアは北寄りになっています。
その為、滞在時は玄関から入った後は2個の掃き出し窓からウッドデッキに出入りし、ほぼ玄関ドアは使わず、キッチン横の勝手口のようになります。
以上から、木製のお洒落なデザインみたいなものは必要無いだろうと判断し、既製品の安物を導入する事にしました。
購入したのはLIXILのロンカラーフラッシュドアです。
ガルバリウム鋼板の板で挟み込んだフラッシュ構造になっており、なんせ表面はガルバリウムなので雨にも強いはず。
元々勝手口等に使う想定の最低限のドアの為かなり安いです。
内付タイプと半外付タイプがあり、内付タイプに至ってはドアノブ、枠まで含めても2万ぐらいでネット通販で買えます。
昨今の何かしらのポイント還元やPAY系キャンペーンを使えば15000円ぐらいで買えるのではないでしょうか。
私は見切りの状況で素人っぽさが際立つと反省した事もあり、近年のスタンダードである半外付タイプにしました。
内付タイプは構造躯体にほぼ面一で取り付ける感じで、半外付タイプは外壁に耳部分をビス止めし、半分ドア自体が構造躯体よりも飛び出る形になります。
その為、ドア取り付け後に外壁を施工する際、問題無くドア枠が勝ちになる為、見切りの処理が楽です。
雨仕舞いもこちらの方が良いらしい。
半外付けタイプの物を、今回aupayのキャンペーン盛りだくさんで購入しました。
まず、初めてpontaポイントをau payモール専用ポイントに変更する場合、ポイントが倍になるキャンペーンで最大額の2000ponta→4000au payモールポイントに。
平行して誰でも1.5倍にできるキャンペーン、2回まで可能なので2000ponta→3000au payモールポイント×2に。
さらに、上限10万ポイントまで10%増しになる誰でも使えるキャンペーンで15000ponta→16500au payモールポイントに。
この時点で21000pontaで26500円分購入できるようになっています。
外付けタイプは内付けタイプより高く、ほぼこれぐらいの値段ですが、さらに今はキャンペーンで購入額の10%がポイント還元されるので、実質は2万以下でドアをセットで手に入れました。
届き次第小屋に持って行きます。

相当かさばります。
まずは組み立て説明書を見ながら枠を作っていきます。
特に難しい事は無く、パッキンやらをいじった後4隅を付属のビスで留めるだけでした。
次に、玄関ドア部分にノブを取り付けます。
これは一番安い握り玉です。
レバータイプに変更すると6000円ぐらい値段が上がります。
デザインは基本無視なのでこれで充分。
後は丁番を枠かドアどちらかにまずは付けますが、私は後でドア取り付け時に考える事にしました。
まずは既存の内装用ドア、ドア枠を外します。
これはこれでパナソニックの既製品の為、ドアは開いて持ち上げれば外れますし、枠はビスで構造体に取り付けているので簡単に取れました。
ちなみに上記のように、内装ドアはドア枠の幅が狭く、とりあえず構造躯体の合板と面一にドア枠をずらしていわゆる内付にしましたが、その後外壁が下地、ラス網、モルタルと分厚くなってしまい見切り部分がめちゃくちゃになっています。
この反省もあり今回高い外付けタイプを選んだわけです。
次に試しにこの状態でドア枠を当ててみたところ、幅は奇跡的にほぼぴったり、寧ろちょっと足りないぐらいでした。
上はだいぶ余るので塞ぐ必要があります。
また、外付けなので枠を外部側からビスうちする耳部分があり、開口部がぎりぎりの為この耳を構造躯体まで押し込むためには外壁を耳の分切る必要があります。
上写真に写っているマキタのマルチツールでちまちま切っていましたが、モルタルの中にはラス網も入っている為、いちいち火花が散って1mぐらい切ったところで刃が完全になくなってしまいました。
やむなく丸鋸を壁に押し付けて切っていきまうすが、向かって右側はまだしも左側は開口部のすぐ隣にモルタル壁の下地の桟が来ており、この桟を削るように切ると言うのが途方もない作業になってしまいます。
しばし考えた末、こちら側の壁は一旦剥がしてしまう事にしました。
丸鋸で適当に切れ目を入れてばりばりっとぬりかべを外していきます。
正直、漆喰にも飽きましたがモルタル塗りにも飽きています。
この面は高さもある割に、全面塗り壁で面白味が無いのでこの部分だけ木材の鎧張りかガルバリウム等でアクセント壁にしてやろうとの考えです。
ちまちまドアの周りだけ外壁やり直すよりこの方が楽しい気がします。
この後、ドア枠をはめようと思ったらやはり幅が足りなかった為、開口部横のツーバイフォー材を外して中のふかした壁を取り除いたりして調整しました。
元々の開口部はもっと幅があるのですが、内装ドアに合わせて木材を抱かせて狭くしていたのでした。
しかしこれに合わせて内装も石膏ボード貼ったり漆喰塗ったりしていた為、この木材を外しただけでその辺までばきばき剥がれるので内装も一部やり直す必要があります。
何やらドア替えるだけなのにかなり大掛かりな工事になってしまい憂鬱。
横枠の調整も終わったので再度ドア枠をはめてみます。
ようやく…!ようやくドア枠がはまった…!!!
しかしこれでは上面がすっぽり穴になってしまうので、余った端材で□の形を作り、そこに合板を貼って取り付けます。
面倒ですが、□に木材を入れないと合板の下地が無いという事になりますのできっちり作りました。
ここは恐らくデザイン的にもモルタル壁のやり直しにせざるを得ないので下地はしっかり作っておきます。
後はドア枠を付属のビスで壁に取り付け、ドアを丁番にネジを入れて取り付けます。
うーん!流石既製品!
丁番通りにネジいれるだけで当然ドアのひっかかりも何も無く開け閉めがさくっとできます。
ドアと枠の間にもきっちりパッキン?のようなゴムも入っているので虫が入る隙間もありません。
一応ドアはブラックを買ったのですが、こうやってみると微妙にグレーですね。
ここまででこの日は数時間かかってしまったので後は片づけを中心に。
写真撮り忘れましたが、ドア枠の周りには防水ブチルテープを貼り、その上に既存の防水シートにだいぶ被るように防水シートをタッカーで留めておきました。
これである程度は雨は防ぐでしょうし、外壁のやり直しはぼちぼちやっていきます。
蛇足ですが、今回外壁周りの材を切ったりするのにブラックアンドデッカーのマルチツールで電動のこぎりも使っていたのですが、しばらく(と言っても1,2分)連続稼働していたらアチッ!となって全く動かなくなりました。
分解してみましたが特に焼けた部分等は見つからず。
とは言え、バッテリーを入れ替えても動きませんし、トリガーを引くと暗所作業用のライトは点灯するので、モーター部分が壊れたとしか思えません。
最初の物置建築前に購入し、その後メインの小屋を建て、広めのウッドデッキを作る他諸々、この土地の構造物すべてをこれで建てたと言っても過言ではない程4年ぐらい使い倒してきたので寿命と言えば寿命です。
ふとした時にアダプターを変えて違う働きをするのはなんだかんだ便利だったので買い替えようと思いましたが、このマルチツールって本体のみって売って無いんですね…。
アダプターたちはほぼすべてそろっているので重複しても仕方ないし、有線タイプのモーターを移植して動くようになるかなぁ…。
もしくはマルチツールは有線で使うと割り切って、電動ドライバーは別途マキタやハイコーキあたりで買い直すべきか…悩む…。
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