友人宅電気工事
- 2020/09/28
- 20:33
友人がこの夏に九十九里にセカンドハウスを購入しました。
一番海側(九十九里は大きな堤防、防風林?があるので海沿いという家は存在しない)の物件で、歩いて海水浴にも行けてボディボードやSUPが出来るというのは良いですね。
あわよくば私ももう一物件欲しくなりました。
で、友人が買ったセカンドハウスですが、新築時どういうコンセプトなのかリビング、居室、廊下等々すべての照明が蛍光灯になっています。

そして私が電気工事士の免状を保有しているので、これらの照明をすべて付け替える工事を頼まれました。
かなりごつい蛍光灯も多数ですが、まぁ基本こういった照明はビスでもみこんであるだけなのでなんとかなるだろうと分解していきます。
開けてみたところ、照明なのにアースが来ていました。
ダクトレールなんかではアース付を見た事がありますが、蛍光灯にもあるのかぁ…普通のローゼットならアース差すとこ無いしこの配線どうしようかなーと思いつつ、まずはリビングに3灯入っていたうちの一つをローゼットに交換してみます。
んで試しに適当な照明をつないでスイッチを入れたところ、白熱灯が一瞬ついたと思った瞬間にパチンと切れました。
ん?なんで??と思って蛍光灯をよく見てみると。
200V???
趣味の電気工事士であるわたくしには戸建て住宅の照明が200Vだと言うのは完全に想定外でした。
高電圧だからアースが来ているのかな…?
あれ、気楽に引き受けちゃったけどこれ俺には手に負えない…?と不安に思いながら試しにブレーカーを見ると200Vのブレーカーが一つ離れたところにありました。
この時点でまだエアコン取り換え工事が終わっておらず何も200V機器は使っていなかった事もあり、照明を付けながらこのブレーカーを試しに落としてみたところリビング、居室の200V蛍光灯がすべて落ちました。
キッチンや廊下も蛍光灯ですが、大型ではなく100Vのようです。
そしてこの家、既設のエアコンがすべて塩害でサビてボロボロになっていて現在コンセントに繋がっていない為、念のためこのブレーカーを100Vに変えてもちゃんとエアコンのところに200Vが来ているかテスターで調べないと若干不安です。
通常エアコンは単独ブレーカーになっているとは思いますが念の為。
何かの間違いで電圧変更してエアコンコンセントまで100Vになっていたとかややこしい事この上無い。
この日は照明の配線繋ぎ直すだけだと思い込んでいてテスターを持ってきておらず、エアコンコンセントの電圧調べられないので出直し。
出直しと言っても普通に海水浴はしているのですけども。
んで別日。
エアコンは無事単独ブレーカーのようなので昼間の明るいうちに工事を進めていきます。
上記ブレーカーは100Vも兼用のようなのでブレーカーの全漏電遮断器を落として、配線を繋ぎ直し照明用のブレーカーを100Vに電圧を落としました。
で、200V蛍光灯がリビング3か所。リビング横スペース、2階居室×2と6箇所あるのでとりあえずこれらを必死で付け替えていきます。
リクエストにダクトレールもあったのでかなりの作業量です。
なんせ200V蛍光灯は1つ2.5mあるので、脚立に上って右→左→右→左の順にまずは蛍光灯2本を外し、そのまま左→右とカバーのネジを外し、そのまま右→左と配線のカプラーを外しつつカバーの落下防止金具を外してようやくカバーが外れます。
その後、再度右→左→真ん中と3か所の天井のビスを外してようやく蛍光灯本体を外せます。
という訳で1つの蛍光灯を外すだけでなんと脚立に10回も上り下りする必要があるというエグさ。
6箇所外すだけで60回です。
そしてダクトレールもダクトを左右ネジ止めする必要があるので3,4回は上ります。
200V電圧で100V照明の電球は弾けましたが、100V電圧で200Vの蛍光灯がどうなるか良くわからず、だらだらやると子供たちがうっかりスイッチを入れてしまう可能性もあるので6箇所すべて一気に作業しました。
ついでに翌日早朝に数か所100V照明も取り外したりしたので翌日には全身結構な疲労感でした。
こんなんもう完全に電気工事の仕事やん…。
まだ少し100Vの箇所が残っていますがそこはまた次回という事で海水浴。
九十九里は波が荒いですが、いつでも来れるとなるとSUPが欲しくなってきた今日この頃。
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