小屋とは関係ないですが、まぁ一応小屋にもサーバー持って行こうと思う為一応。
自作でビールサーバーを作ります。
といっても、キャンプでも利用できるようなポータブルサーバーです。
まず、サーバーの仕組みから。
ビールサーバーは酒屋さんでビールの樽を買い、そこにサーバーとともにガスボンベを繋ぎます。
ガスボンベからは相当な圧力が出る為、減圧弁を通してビール樽に送られた炭酸ガスが、中のビールを押し出します。
ビールホースを通ってビールサーバーに入ったビールは、サーバー内の冷却装置(冷蔵庫と仕組みは一緒)できんきんに冷やされた水の中を、細い管で通る事でどんどん冷えていき、コックから冷えたビールが出てきます。
ポータブルの場合は、この冷却装置を電気に頼らずに氷で冷やします。

サーバーの部品は日本では基本的に売っていません。
というかサーバー自体が飲食店向けにしか売られていません。
海外ではサーバーを自作する人が多いため、輸入する事もできますが、手っ取り早いのはヤフオクで中古のビールサーバーを買ってしまう事です。
冷却機能が壊れているジャンク品なら5000円ぐらいでねらい目ですが、滅多に出ない為、上記のは1万ぐらいで普通に電気で使えるサーバーです。
今回は外で使いたいため、容赦なく分解します。

写真は上記しかありませんが、今回必要なのはこの白いファン(中で冷えた水をかき混ぜます)を外した下にあるビールが通るパイプです。
あと、ビールが出るコック&サーバー内のホースとコックを接続する部品(シャンクと言います)。
これだけ取り出したら後は粗大ゴミです。
ちなみに、ごみ処理センターに持ち込みましたが、「法人のゴミは出せませんよ」と言われますが、法人から中古で買って個人で使ったものと伝えれば重量に応じて引き取って頂けました。
金属ノコでばらばらにしたら燃えないゴミで出せるかもですが、たぶんフロンガスが入っているので、やめた方が良いです。
氷が解けなければ普通のクーラーボックスでも良いのですが、見た目と携帯性で今回はこれを利用。
中にパイプを入れてみます。

うん、高さが足りない。
クーラーボックスなら横向きに入れたりできるのですが…。
という訳でこの形に固定している鉄のアングルをペンチ等でばきばきに外し、パイプを手で広げて高さを縮めます。
さらに、クーラーボックスの高めの位置にシャンクが通る穴を空け、シャンク&コックを取り付けます。

とりあえず取り付けたところ。

一応すべて繋ぐとこんな感じになります。
サーバーの場合はビールホースとの接続部分が壁を貫通していますが、大きい穴を空けるのが面倒なので、今回はホースが通るだけの穴を空けます。
しかしこのサーバーの形だとこぼれたビールを受ける部分が取り付けようがないですね。
専用の台座を作って付けるか、アウトドア利用なのでもう地面にこぼしてしまうかですね。
蓋部分にホースが通る穴を作りそこを通せば蓋ができるようになるので完成。
あとはこのクーラーボックスいっぱいに氷を敷き詰め、塩をふりかければぎんぎんに冷えたビールが出るようになります。

実験。
ちなみに実際にキャンプでも使ってみましたが、家から出る時に氷を敷き詰めても日帰りなら持ちますが、塩をその時に振りかけてしまうと、ホース内に水分が残っていた場合に凍ってしまいます。
キャンプ場で溶けるまで氷を出すという切ない作業が待っている為、気をつけなければいけません。
あと、ボンベは自宅の場合はこの酒屋さんで5000円の預け金で借りられる緑のボンベ(通称ミドボン)を使いますが、キャンプの時はミニガスという物を使えば荷物もかさばりません。
このジャグとビール樽ぐらいの容量となります。
以上ポータブルビールサーバー作成記でした。
1万5千円ぐらいかかってしまいましが、実はわたくし汚い話、げっぷができない体質なのでビールそんなに好きじゃありません。
知的好奇心から作ってみた&キャンプに持っていくと友人がうれしそう。
という謎のモチベーションで作りました。
そもそも小屋は電気通っているのでこのサーバーを使うメリット無いって言う。
おしまい
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