都市ガス切替工事1~ガスコンロ交換~
- 2018/04/16
- 15:37
ご無沙汰気味です。
基本山小屋関係になっていますが、一応このブログはDIY関連というくくりのつもりです。
そして最近は山にも行かず↓このような準備をしていました。(もちろん仕事したり遊んだりもしていましたけど)
まず、うちは未だにプロパンガスを使っています。
しかしこれが面倒臭い。
基本、都市ガスと違ってプロパンガスは業者が好きに値段を決めて良い自由価格です。
その為、同じ会社に契約していても、平米あたり250円の家もあれば600円の家もあるという無茶苦茶な状況がまかり通っています。
ちなみに250円ぐらいだと都市ガスと余り変わらない値段である事が多いです。
プロパンと都市ガスを悩んでいると、だいたいこのぐらいの料金を提案され、都市ガスは引込工事がそれなりに高額な為にプロパンを選んでしまう家は埼玉はまだ結構あります。
そして契約後、250円からちょこちょこちょこちょこ値段を上げて行き、2年も過ぎれば600円ぐらいになっています。
このぐらいになると都市ガスより1.5倍以上高い金額となります。
この辺でいくらなんでもこの金額だと都市ガスに切り替える工事しても5年ぐらいでペイするじゃないか(ガス管が家の前に来ているかどうかでこの辺は個人差あり)とプロパン会社に解約の相談をすると「250円に下げますのでなんとか継続してください」とお願いされる訳です。
そうなると都市ガスの料金とかわらないし…とずるずるとこれを2回程繰り返しましたが、毎回値段にごねているみたいなのも嫌ですし、600円以上なんて無茶な金額を言われるがままに払うのも嫌でいい加減都市ガスに切り替える事にしました。
ちなみにうちはニチガスでしたが、上場企業でもあり、どこのプロパン会社でも同じ仕組みなのでここが特別阿漕な訳ではありません。
こっそり値上げしまくって高額なガス代を払っている人が都市ガス並みの料金で契約する主に新規顧客を支えるという歪な仕組みになっています。
ちなみにプロパン会社の常套句は「原油価格の高騰などもあり…」ですが、「原油価格下がっている時期も値下げされたことありませんが…」と伝えるとぐうの音も出なくなります。
この辺、都市ガスは料金の改定に国の許可だかなんだかが必要でちょこちょこ上げにくく近隣の地域皆同じ料金と平等ですが、ガス管の引き込み工事のイニシャルコストがどうしてもかかります。
長くなりましたが、このような流れで大東ガスへ切替の見積もり。
上がってきた見積もりはなんと60万。
引っ越してきた当初に見積もりを取った際は、プロパンガス用のコンロ、給湯器にメーカーの改造パーツ(各1万程)を付けて都市ガスで使えるようにする見積もりでしたが(計12万ぐらい)、しばらくプロパンでお茶を濁している間にそのパーツの取り扱いが無くなってしまったとの事。
ガス関連なのでメーカーもおおむね10年前後でこういったパーツは売らなくなるようです。
コンロと給湯器丸々新品取り換えで60万となると私が既に40歳ですからペイするまでに寿命が来そうです。
(厳密にはコンロと給湯器が新品になるので将来の買い替えが伸びますけども)
諦め切れず色々調べたところ、下記なら行けそうでした。
・都市ガス切替工事依頼
・工事日決定
・本来工事日にプロパン撤去、都市ガス接続が行われるが、工事日決まり次第自分でニチガスに連絡の上、数日前にプロパンボンベを外してもらうよう再依頼
・プロパン撤去
・コンロと給湯器をDIYで交換
・工事日にコンロと給湯器にガス管を接続してもらう
まず、プロパンの撤去は人件費やガス管の取り外し工事がある以上、本来撤去費用がかかるようです。
しかしながら、都市ガスに切り替える時は都市ガス会社がその工事費をプロパン会社に払う事が通例とのこと。
その為、自分で直接外す依頼をするのではなく、一旦工事を決定して都市ガス会社からプロパン会社に撤去の依頼をしてもらい、その後自分でその日を前倒しして欲しいと依頼するのはOKと事前確認が取れました。
そして、ガス管の工事は本来免許が必要です。
人災に繋がりかねないから当然ですね。
ここに関しても、プロパンを完全撤去後であれば、ガスとは完全に分離されますので器材からガス管を取り外すのは免許不要との事。
接続は確実に免許が必要なのでDIYではできません。
その為、上記のような流れなら自分でコンロと給湯器を交換する事が可能になります。
都市ガス利用の方がコンロと給湯器を交換する場合は元栓を閉めてもガス管とは分離されてませんので、その場合はガスの取り外し工事&取りつけ工事と2度呼ばなければいけないでしょうし、あくまでプロパンから都市ガスに切り替えるタイミングのみ使える方法かと思います。
前置きが長くなりましたが、自分でヤフオク、メルカリを総動員してなるべく新しいコンロ、給湯器をゲット。
〇給湯器
NORITZ ガス給湯器 GT-C2052SAWX-2
2017年9月製造 オール電化住宅リフォームの為1カ月のみ使用
〇ガスコンロ
Rinnai ビルトインガスコンロ RB31AW13B1R
2015年製
上記を計6万弱で購入しました。
給湯器は3人家族なので20号ですが、エコジョーズなのでちょっとだけ良い奴です。
コンロも15000円以下のほぼ新品も結構でてますが、折角買い替えなので揚げ物用の温度維持機能やら付いているちょっと良い物を買いました。
両方新品で買えばガス会社だと30~40万、ネットで買っても20万ぐらいしますが、この辺中古市場は本来個人で買う人は少ないですし、業者でも「中古品買って安く取り付けましょうか」なんて業者は地場の自営業者ぐらいでしょうから案外安く買えます。
商品も予め送ってもらい、プロパン取り外し日を迎えます。
プロパンは元々普段から外して交換を業者がするので、追加でメーター外すのみですしあっさり撤去完了。
しかしこの壁に付けられた金具は外してくれへんのかいな…。
プロパン屋が取り付けた金具なのに。
完全にガスと家の設備が切り離されたのを確認してから工事を始めます。
ガスコンロの下の引き出しを開けます。
L字なので元栓が閉まっているのか空いているのかわかりませんが、プロパン屋さんは中まで入ってないのでこれで開栓状態なんでしょうね。
どちらにしてもガスは来てないのでモンキーレンチで回して外します。
完了!
これは後日ガス屋さんが接続するのでこのまま放置。
見た事も無いグリスみたいなシール材が付いてます。
次にビルトインコンロの表のガワを外します。
五徳やらを外した後上に持ち上げればあっさり外れるタイプでした。
お目汚し失礼ですが、10年ほど使ったコンロを今更ヤフオクなりで売れるとは思えず廃棄予定なので写真の為に掃除する気もせず。
ビルトインコンロはだいたいどれも同じ仕組みですが、左右に箇所ずつボルトで留まっているのでそこを外します。
微妙に火口が邪魔で外しにくかったので、L字のドライバーがあった方が楽そうですね。
私は小さなスパナで回しました。
真ん中に取っ手があるので、そこを持ち上げて後ろに引っ張ればあっさり外れます。
これは粗大ごみで捨てます。
次に新しいコンロの用意。
買った商品ですが、上部枠パッキンという部品が欠品とのことでした。
これ、調べてみるとキッチンカウンターとコンロの間に入れるパッキンのようで、200円ぐらいなのですが、ガス器具取り扱い会社からしか買えないという謎の商品でした。
今回、事前に都市ガス会社に型番伝えて注文できるか聞いてみたところ大丈夫との事で、しかも216円なのに事前に家に届けてくれました。
開封して取り付け。
ゴムの溝を周りに嵌めていくだけ。
これを逆の手順でカウンターに嵌めます。
と、その前に、外した時になんだか良くわかりませんが枠にアルミテープが貼ってあったので同じように貼っておきました。
がっちゃん。
逆の手順で取り付け。
取り付け後にキッチンとの隙間を埋めるエンドパーツだかなんだかを両脇に入れます。
この機能が付くだけで1万5千円ぐらい上がるんだよなぁ…。
きっと揚げ物とかやりやすくなるに違いない。
タイマーも大豆を30分煮たりみたいな使い方ができるので便利は便利でしょうね。
コンロの交換はガス管一つモンキーレンチで外すだけなのでめちゃくちゃ簡単でした。
次回給湯器。
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